敷地にある藤の花を美しく鑑賞するために藤棚設置のご依頼をいただきました。
藤はつるを伸ばしながら枝葉を増やし、花は長い房になって垂れ下がります。お客様と相談し、地面から2メートルの高さのものを作成します。
まずは材料の準備です。
柱、つなぎ、桁、タルキ、方杖、斜材、筋交を製材し、プレーナー加工します。
角はカンナで削りました。
水性木部保護塗料を2回重ね塗りし乾燥させます。
住宅の外壁に合わせて、色はウォルナットにしました。藤の紫色もよく映えそうな色です。
安全性を考慮し、部材をしっかりと頑丈に取り付けます。
ビスで固定しましたが、ビス頭が見えないように木のダボを埋め込みました。
タルキの小口もこだわってみました。
正面から見ても、塀の外から見てもなかなかの出来栄えです(^^)
紫色のきれいな花房がたくさん咲きますように。